さよならの向こう側 6 完
2016 / 05 / 31 ( Tue ) カタカタと、ペンを握る手が震えて止まらない。
見るに見かねたのか、大きな手のひらが背後からギュッとその手を包み込んだ。 「んなに緊張すんなよ」 「そんなこと言ったって、ムリっ・・・!」 背中越しにクッと笑ったのが伝わってくる。 「言っとくけどそれ1枚しかねーんだからな。間違ったりすんじゃねーぞ」 「そっ、そういうこと言わないでっ! 余計緊張しちゃうでしょ・・・!」 「くくっ・・・!」 こっちはこんなに震えが止まらないっていうのに、なんであんたはそんなに余裕なのよ! そんな恨めしげな顔で睨み付けようと思えば、後ろを振り返った瞬間にチュッとリップ音が響いた。 「なっ・・・!」 「なんだよ、キスして欲しくて振り返ったんだろ?」 「ち、違うっ! あたしはあんたにっ・・・!」 「わーったからさっさと書けよ。たったこれしき書くのにさっきからどんだけ時間かかってんだよ」 「う、うるさいな、緊張するんだから仕方ないでしょ・・・!」 ___ あれから。 扉に寄り掛かった状態のまま、何十分にも渡ってひたすら抱きしめあい、そしてキスをし合った。互いにほとんど言葉を発することもなく、ただ見つめ合いながら、何度も何度も何度も、ずっと求めていた人がここにいるのだと確かめ合った。 そうしてようやくほとぼりが冷めた頃、途端に顔を赤くして我に返ったつくしに、司は笑いながら手を取ってテーブルへと導いた。 そこに置かれたのはあの婚姻届。 既に夫と証人欄は完璧に記入済みのそれは、残すは妻となるつくしを待つばかりだった。 二度と会うことはないと決めていたのに。 他の女性と幸せになる姿を見届けるのだと覚悟していたのに。 それがよもや今こうして婚姻届と対峙することになろうとは。 これで緊張するなというのが無理ってものだ。 ペンを渡されたはいいものの、この急展開と緊張で手が震えて、いまだまともに記入ができていなかった。 「お前は俺と結婚したくねーのかよ」 「そっ、そんなわけないじゃん!!」 思わず振り返ったつくしに、司がしてやったりの顔で笑う。 「だったら早く書けよ。今日中には提出すんだから」 「あ、あの、そのことなんだけど・・・」 「お前に選択権はねぇっつったろ」 「そうじゃなくて! その、なんていうか・・・」 つくしがもごもごとどこか不安げに瞳を揺らす。 「ババァなら話はついてる」 「・・・え?」 「正確にはオヤジもだけどな」 「・・・」 目を丸くするつくしに、そんなん当たり前だろうがと言いたげに司が息を吐いた。 「言っただろ? お前を迎えに来るために全ての舞台を完璧に整えるって。その筆頭にあるのがババァだってことはわざわざ説明するまでもねーだろうが」 「・・・・・・」 「何よりもここを見りゃあわかんだろ?」 トンッと長い指で指し示したのは証人欄。 達筆な字で 「道明寺楓」 と書かれている。 ただの文字に過ぎないはずなのに、それは恐ろしいほどに存在感を放っている。 父親が健在する中、敢えて証人に彼女を選んだのは・・・ 「納得できないならさせるまで。ここにババァの名前があるってことはそういうことだ」 「う、ん・・・」 「ついでに言えばお前の両親には帰国と同時に会いに行ってる」 「えっ?」 「嫁にする女の親に頭下げに行くのは当然だろうが」 それはそうだけど・・・帰国と同時にって、確かもう4ヶ月近くも前のことだ。 両親はそんなことひとっことだって言ってなかったのに・・・ 「俺が絶対に言わないでくれって念を押しておいたからな。挨拶に行ったら鍋を叩いて狂喜乱舞してたぞ、お前の両親」 「な、鍋って・・・」 悲しいかな、それが簡単に想像がつくだけに何も言えない。 とっくに縁が切れたと思っていた男がやって来ただけでも驚きなのに、その手に婚姻届まであればあの親ならそうなるのも無理はない。 「・・・で? あとは何だ?」 「えっ?」 「ここにお前の名前を書く上で不安なことはあとは何があんだよ」 半ば呆れたように言ってはいるものの、その表情はとても穏やかだ。 まるで納得出来るまで根気強く付き合ってやると言っているかのように。 その包み込むような瞳を見ているだけで、あれだけ止まらなかった震えが不思議なほどに引いていくのがわかる。 「・・・・・・ない、です・・・」 急にしおらしくなったつくしに、堪らず司が吹き出した。 「ぷっ、なんでそこで敬語になんだよ。気色わりーな」 「だって・・・」 「じゃあもう何も不安なことはねぇんだな?」 恥ずかしそうにコクンと頷くのを確認すると、司が再びつくしの手を握りしめた。 「よし。じゃあ書くぞ」 「う、うん」 「これしかねーんだから間違うなよ」 「だ、だからっ! せっかく力が抜けてたのにそういうこと言わないでってば!!」 「くくくっ・・・!」 あぁもう、まったく! ・・・けれど、不思議なほどに今度は落ち着いて婚姻届と向き合うことができた。 背中にピタリと寄り添う司の体温を感じながら、つくしは一文字一文字丁寧に、想いを込めて書き募っていく。ゆっくりと時間をかけて全てを書き終えると、思わずズッコケそうになったが、ちゃっかり両親から預かっていたという印鑑をしっかりと捺印した。 そうして全てが整えられた。 「・・・・・・」 「泣くのは早ぇぞ」 「ないて、ないっ・・・!」 「そこで泣いたらせっかく書いた紙が濡れんだろうが。こっち向け」 言いながらグイッと引き寄せると、小刻みに震えながら感極まって泣くつくしの体を腕の中に包み込んだ。 「もう逃げらんねーからな」 「にげませんっ・・・!」 「どうだかな。お前は信用ねーから」 ケラケラと笑う司の腕の中でつくしは再び泣きに泣いた。 とても一言では言い表すことのできない感情に満たされて。 落ち着いては泣くの繰り返しに呆れながらも、司はその度に何度も何度も背中を摩りながら、髪を梳きながら、つくしが落ち着くのを根気よく待ち続けてくれる。 「この後区役所行くからな」 「・・・うん」 「・・・でもその前に・・・」 「え・・・? ひゃあっ?!」 突如ぐるんっと視界が反転すると、つくしの体が宙に浮き上がった。 すぐ近くには司の顔があって、いわゆるお姫様抱っこ状態だ。 「な、なにっ・・・?!」 「婚姻届を出しに行くのも大事なことだけどな。今はそれよりも・・・」 「え・・・?」 それ以上は何も言わず司は無言で歩き出す。 扉を開けて続き部屋に入ると、そこで目に入ったものにつくしがハッと司を見上げた。 それと同時にふわりと体が柔らかな感触に包まれる。 ___ ベッドの中に。 「道明寺・・・?」 「7年だ」 「え・・・?」 「お前をこの手に掴むまでに7年かかった」 「・・・!」 スッと伸びてきた手が柔らかな頬をなぞる。 たったそれだけで、ビリビリと体中に甘い電流が走って目眩を起こしそうだ。 「お前と1分でも1秒でも早く夫婦になりてぇ。でもそれと同時にお前の全てを俺のものにしたい。これ以上はもう待たねぇ。・・・限界だ」 「ど、みょじ・・・」 ギシッと音をたてて大きな体がベッドを揺らす。つくしに跨がるようにして司が覆い被さると、今にもキスができそうな距離までその顔を近づけた。 「嫌か?」 どこか不安げな言葉にふるふると首を横に振る。 「いや・・・じゃ、ない。でも、あたし、初めてで・・・いたっ?!」 そこまで言いかけてムギュッと思いっきり鼻を抓まれて思わず目を見開いた。 見ればすこぶる不機嫌そうな顔が。 「んなんあったりめーだろうが。初めてじゃなかったらブッ殺す」 「なっ・・・」 「それに、経験がねーのはお互い様だ」 「・・・え?」 「んだよ。まさかお前、俺がその辺の女とやるような男だとでも思ってんのか?」 「ち、違うっ! そんなこと思ってもいない! けど・・・」 そう。この男はそんなことは絶対にしない。 でも、それと同時に7年もの間本当に何もなく自分だけを求めてくれていたなんて・・・ この男なら、求めればいくらでもその手を取る女性はいたに違いないのに。 「どうしてだか俺の体はお前にしか反応しねーんだよ。この俺様が25まで我慢し続けたんだ。ありがたく受け取りやがれ」 「ぷっ! 何よ、それ」 どっちかと言えば女のセリフじゃないのか? 「優しくする」 だが次に放たれた一言に一瞬で笑いが引っ込んだ。 見れば至極真剣な眼差しでこちらを見下ろしている。 「俺にできる最大限の優しさでお前を抱く。・・・けど、きっとそれでもお前には辛い思いをさせる」 「道明寺・・・」 「でも痛みごと俺を受け入れろ」 「 ____ 」 「お前に痛みを与えられるのも、快楽も、喜びも悲しみも。全てを与えられるのはこの世に俺だけだ」 「ど、みょじ・・・」 潤んでいく視界をどうすることもできない。 あぁ、どうしてこの男はいつも・・・ 「道明寺じゃねぇ、司だ」 「つ、かさ・・・?」 「あぁ。何度も何度も呼べよ。そうして俺を心の底から求めろ。 ・・・つくし 」 「・・・つ、かさ・・・つかさ、つかさっ・・・!」 「 愛してる 」 もう何も言葉なんていらない。 彼が与えてくれる全てが、空白だったあたしの欠片を満たしていくのがわかるから。 囁かれる愛の言葉が、触れる温もりが、 ・・・そして与えられる痛みも全て。 その全てが幸福な瞬間へと変わっていく。 それを全身に感じながら、2人快楽の海へと沈み込んでいった ____ *** 「う、ん・・・」 ぼんやりと霞む視界にうっすらと見える影。 「・・・あれぇ・・・? なんでどーみょじがいるのぉ・・・?」 もう7年も会ってないっていうのに。 こんなところにいるはずがない男だというのに。 「・・・ふふっ、ゆめのなかだけでもあえてしあわせ・・・クスクス」 本当はずっとずっと会いたくてたまらなかった。 それが叶わないのならば、せめて夢の中だけでも ____ 「バーーーカ。夢の中だけとか冗談じゃねーっつの」 「うん、そうだよねぇ、じょうだんじゃねぇっつーのぉ~・・・・・・・・・・・・って、へっ?!」 パチパチッと瞬きを繰り返すと、そこにいるのは紛れもなく今口にした男本人。 ・・・あれ? これは夢? あれ? 現実? えーーーっと・・・ 「だから現実だっつの、このアホ」 「フガッ!!」 豚さんよろしく鼻を抓まれて悲惨な声が出てしまった。 ___ っていうか! 「へ、へんひつっ (げんじつ) ?!」 ガバッと両手で鼻を押さえると、思いっきり呆れながらもすこぶる楽しそうに司が笑った。 「お前、この状況下での目覚めがそれって・・・相変わらず色気もクソもねー女だな、おい」 「へっ?」 この状況下って一体どの状況・・・ 「・・・って、ひえええぇえええぇっ!!」 ようやく覚醒してみれば目の前にあるのは見惚れてしまうほど完璧な造形の男の裸。 おまけにちんちくりんな自分まですっぽんぽんときたもんだ。 そ、そ、そうだった・・・昨日はあれから、ずっと・・・ 「あわわわわわ・・・!」 「バカ、今さら恥ずかしがってんじゃねーよ」 「ひえぇっ?!」 慌てて布団に潜り込もうとしたが、あっけなく抱き寄せられてその動きを封じ込められてしまった。 直に触れ合う肌と肌の温もりに、嫌でも夕べの生々しい情景が思い出されていく。 初めてだから比較のしようなんてないけれど、きっと彼はこれ以上ないほどに優しくしてくれた。痛くて泣いてしまったあたしを包み込むように、ただひたすらに。 ・・・けれど、優しいと同時に激しい熱情もぶつけられた。 強引なことは何一つされなかったけれど、その行為は一度では終わらなかった。 慈しむように抱かれながらも、それは何度も繰り返されて ____ うわああああああああっ!!! 「体、なんともねーか? 俺なりに優しくしたつもりだけど・・・」 「う゛っ・・・た、多分・・・だいじょう、ぶ」 「痛ぇとかきついとかあったら言えよ。今日はずっと寝てりゃいいし、動きたけりゃ俺が抱いて連れてってやるから」 「だっ、大丈夫だから!」 腕の中でブンブンと首を振るあたしは間違いなくりんごに負けないほどに真っ赤だろう。 っていうか顔に当たってるの胸板ですからっ! 「あーーー、クソっ」 「え・・・どうしたの?」 はぁっと大きく聞こえてきた溜め息に、何かまずいことでもしてしまっただろうかと顔を上げる。 「結局昨日出せなかったな、婚姻届」 「あ・・・」 そういえば昨日何度も今日中に出すと言われていた。 「はぁ~~・・・、でもあの状況で止まれる奴なんていねーよ。やっとお前をこの手に抱けたんだから」 「な、生々しいことは言わなくていいですっ!」 「生々しいことやりまくってんだから今さらだろうが」 「うぅ゛っ・・・」 そう言われたら身も蓋もない。 「お前の体がしんどくねーならメシ食ってからすぐ行くか」 「え?」 「とはいえ少しでもきついなら無理をさせるつもりはねぇ。だからほんとのところを言えよ」 あんなにしつこいほどに早く出すぞと言ってたくせに。 だからあんたはどうしてそういうところでものすごく優しくなるのよ。 強引なのに、一方で溶けてしまいそうなほどに甘い。 ・・・世界で一番危険な男。 あたしはそんな男に身も心も完全にとらわれてしまった。 「・・・ううん、大丈夫。行こう? ・・・早くどうみょう・・・司のお嫁さんになりたい」 「 _____ っ !」 上目遣いでとんでもない爆弾を投下したつくしに、カーッと司の頬が赤く染まっていく。 当の本人は完全無自覚故、その珍しい光景にキョトンとするばかり。 「え・・・どうしたの?」 「っ、あぁっ、くそっ! お前は昔っからマジでタチが悪ぃ女だよな!」 「えぇっ?!」 「あーー、またお前を抱き潰してぇところだけど・・・そうすると間違いなく今日も行けずじまいになっちまう。とにかく何よりも先に出しに行くぞ! ベッドに戻るのはそれからだ」 「べ、ベッド?! ひゃあっ!」 物騒な言葉にギョッとしたと同時に背中に回された手が一気に体を引き上げた。 どうやら彼の本気スイッチに完全に火がついてしまったらしい。 何故っ?! 「このまま一緒にシャワー浴びるからな」 「えっ? ・・・いやっ、ムリムリムリムリっ!!!」 「無理じゃねぇ。もうお前の体で見てねーところはなくなったから何も気にすんな」 「ひぃっ! 気にします気にします、気にしまくりますっ!!」 「俺は全く問題ねぇ。抱き上げるぞ」 「ちょっ、まっ・・・あっ?!」 フワリと腰が宙に浮いた瞬間、つくしの体が何故か硬直したように止まった。 「・・・おい、どうした?」 「あ・・・」 異変に気付いた司が心配そうにつくしの顔を覗き込む。何かに驚愕し、どこか怯えているようにも見えるその表情が意味するのは・・・ 「も・・・しかして、昨日・・・」 「あ?」 何故かそこから先で口を噤んでしまった理由が全くわからない。 だがみるみるうちにつくしの顔が真っ赤に染まっていく。いや、顔だけでなく全身が。 その瞬間、本能的に司の中である可能性が閃いた。 「もしかして避妊のこと言ってんのか? だったら何もしてねーぞ」 「 っ!! 」 驚きに目を見開いて顔を上げたつくしに司がニヤリと笑う。 彼の指摘は図星だった。 体が浮き上がった瞬間、自分の体内から流れ出すものに思わず体が硬直した。夕べは緊張やら痛みやらでそんなことまで気にかけている余裕なんてあるはずもなく、今の今まで考えもしなかった。 「言っただろ? お前は信用ねーって。万が一にもまた逃げ出さねーとも限らねーからな。だからマーキングだ、マーキング」 「ま、ま、ま、まっ・・・?!」 「クッ、心配すんなよ。どうせこの後すぐに正真正銘の夫婦になんだ。できてようがそうじゃなかろうが、俺が全部ひっくるめて一生守ってやる」 「・・・っ」 とんでもない殺し文句にぼぼっと全身が熱くなる。 「つーことで行くぞ。数日は部屋に篭もりっきりになるからそのつもりでいろよ」 「へ・・・? えぇえええぇえっ??!!!」 「ははっ、おま、声でけーよ」 ケラケラと軽快な笑い声がやがてパタンと扉の向こうへと遠ざかっていく。 ____ 聞いてない。 もう一生会うつもりのない、会うこともないだろうと思っていた男と再会するだなんて。 そんなまさかの再会から1年と少しで母親になるだなんて。 そんな未来予想図聞いてないよっ! でもそんな人生も悪くない。 泣いて、笑って、怒って泣いて。 眠れぬ夜を幾度も超えて。 たくさんの 「まさか」 を乗り越えたあたし達に待っているのは笑顔に溢れた未来。 一筋縄でいかない人生、それでこそあたし達だから。 < 完 >
予定より少し長くなりましたが、無事に完結いたしました!凄まじい反響でびっくりしました~。いつものよもやま話や気になる今後についてはまたあらためて(o^^o) たくさんのご声援有難うございました! |
「さよならの向こう側」 を終えて
2016 / 06 / 01 ( Wed ) 皆様こんにちは。
いきなりですが、正直魂が抜けたようになってる人はいませんか? えぇ、かくいう私もその1人です(笑) やる気も余裕もなかった直近の1ヶ月。 あ~、あと1週間もすればサイトに広告が出てしまうな・・・なんてことをぼんやりと考えていました。そうなったらいよいよやる気が出なくなって、引いてはサイト存続の危機・・・? なんてことまで結構本気で考えてしまう始末。 そんな時に降臨したネタ神様が示したのはドラマチックな展開のお話。 短い中にも明と暗がはっきり存在していて、まるでジェットコースターのようなお話が浮かんできました。前半は重く、ラストに向けて一気に快晴へと変化する空模様。 まさに超絶私好みの話でした(笑) 最初に告知した際、1ヶ月近くも放置していたこともあって、気付いてくれる人は少ないかも・・・なんて思っていました。が、予想に反して割と早い段階で多くの方が気付いてくれ、第1話を更新した後にはコメントや拍手など、とにかく思ってもいなかったほどに多くのリアクションをいただきました。そのことに驚くと同時に、ものすごいやる気を注入してもらいました。 結構再会ものが好きな方が多いようで、今後の展開にワクワク♪という雰囲気がビンビン伝わってきたんです。 ・・・が! 一転して2話の雲行きでテンション↓ 、 3話で↓↓。 こんな感じで皆さんの心がどよ~んと変化していくのを面白いほどに感じました(^_^;) でもごめんなさい、このリアクションこそ求めていたものなんです(笑) 泣きたくなるくらい切ない展開を経てのハッピーエンドを書きたいというのは終始ぶれなかったので、期待通りに感情移入してくださったことが本当に嬉しかったです。そしてそれと同じくらいに4話でのリアクションが楽しみでしょうがなかったです( ´艸`) そしていざ迎えた第4話。 きっと大きな反響があるだろうとは予測はしていましたが、まさかあそこまで凄いことになるとは想定外でした。拍手もランキングもなんだかすごいことになってたみたいで。(コメントいただいて気付いてビックリ( ゚Д゚)) 有難いことに普段からたくさんの拍手をいただいていましたが、4話ではなんと700超え! 700ってかなり凄いことなんですよ!(しかも1日で到達) それ以上の拍手はいずれも長編の中でいただいたものだったと思うので(長編はそこまでの積み重ねがある分、節目を迎えると大きな反応がでやすい)、短編でのこの反応は本当に驚きでした。 そんなこんなで内容に忠実な皆さんのリアクションを心から堪能しつつ、無事に書き終えることができた今回の短編。たった6話しかないはずなのに、なんだか凄まじい達成感で満たされてます。そして疲れました・・・(笑)まるで長編を書き終わったくらいの脱力感です。それくらい私も入り込んでたんだろうな~と。 そして自分でもかなりのお気に入りとなりました^^ 逆転劇の展開で皆さんの期待する司らしさが出てきたあたりから、「司サイドの話も読みたい!」 といったご意見を数多くいただき始めました。正直、この短編を書こうと思った時点では全く考えてもいなかったんですが・・・どうですかね。皆さんは読んでみたいですか? ・・・まぁ自分が読み手だったら絶対見たいと思うでしょうけど(笑) あの時司はどうしてた、何を考えてた、書こうと思えば色々と膨らませることはできそうです。・・・多分( ̄∇ ̄) 書くにしてもおそらく明日からでもすぐに! とはいかないかと思いますが、それでもいいでしょうか? それから今回更新するにあたって久しぶりにコメント返事をさせていただきました。皆さんからのコメント等は私への直接の原動力となるので、なるべくならお返事をするというのが私のポリシーだったのですが、ここ最近はそれすらもずっと出来ていない状態でした。(ただしコメント自体は常に有難く拝読しております^^) やはりみなさんとのやり取りは楽しいな~と再確認した期間でもありました。 ただですね、お返事する際は以前から皆さんの名前を伏せ字にしていたのですが、この小さな一手間が量が増えてくるとバカにできない労力でして。長いこと返事ができていなかったこともあったので、今後は伏せ字なしでコメント返事をしていけたらいいなぁなんて思っています。 コメントをくださる皆さん、いかがでしょうか? どーーーしても伏せ字じゃないと困る!!って人はいますでしょうか・・・? そして気になる今後についてですが。 元々この短編を終えたら少し休憩するつもりでいたので、連日の更新は一旦終了となります。ただ、先にも書いたとおり司編が見たい! というリクエストを非常に多くいただいてますので、皆さんの反応次第では近日中に司編がスタートするやもしれません。 その場合はまずはそれを終わらせてから既存の連載、あるいは気乗りしない場合は自由気ままな短編をマイペースに更新、そんな感じになっていくかと思います。 今回の皆さんの予想を上回る反響に、たまには休息も必要なんだな~としみじみと感じました。 それは書く方にとっても読む方にとっても。少しそこから離れてみることで、また新鮮な気持ちで物語と向き合える、そんなことを感じた短編となりました。 サイトオープンしてから1年と少しまではがむしゃらに更新してきたような気がします。 もちろん自分が書きたいからやっていたのですが、こうして振り返ると、どこかで「毎日更新しなきゃ!」というプレッシャーに囚われていたかもなぁって。 私としては大好きな二次の世界を長く続けることが第一なので、今後もゆったりまったり歩いて行けたらいいなと思っています。どうぞ皆様も末永いお付き合いをよろしくお願いします(o^^o) ということでこの1週間かなり根詰めて頑張ったので、とりあえず今日はゆっくりします(笑) 次回の更新は近日中か少し空くのか・・・まだ現時点では未定ですが、更新の際にはできるだけお知らせができたらいいなと思っています。 ではではたくさんの応援有難うございました! ヾ(*´∀`*)ノ
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