あなたの欠片 17
2014 / 11 / 23 ( Sun ) 『もしもし?』
「おう、元気か?」 『元気だよ~。そっちこそ大丈夫?かなり忙しいんでしょ?』 「まぁな。ババァにこれでもかってこき使われてる。この1ヶ月で6カ国を渡らされたぜ」 『うわぁ~、大変だね』 「でもまぁ忙しい方がある意味楽かもな」 『え?』 「忙しくて目が回る生活をしてた方が時間が経つのが早いだろ」 『・・・・そうだね』 「あと1年。3年も耐えてきたんだ。あと1年なんてあっという間に過ぎるさ」 『・・・・・うん』 「それまでキョトキョトせずにちゃんと待ってろよ」 『だーからそんなことしないって!』 「どうだかな。お前は無自覚だからな」 『またそんなこと言って・・・・。そっちこそ金髪の美女達に誘惑されまくってないでしょうね?』 「あ?されまくってんじゃねーのか?」 『はぁっ?』 「でもそんなん俺には関係ねーよ。どのみち視界にすら入ってねぇんだからよ。俺に見えてるのはお前との未来だけだ」 『・・・・・・・・』 「お、感動のあまり言葉も出ねぇか?」 『ち、違うから!よくそんなセリフが恥ずかしげもなく言えるな~と思っただけ!』 「本心なんだから仕方ねーだろ。何が恥ずかしいんだよ」 『・・・・ぷっ、相変わらず俺様』 「お前だって相変わらずだろ。・・・・まぁとにかくあと少しだから。待ってろ」 『・・・・・うん』 「今週は忙しくなりそうだから電話できるかわからねぇけど、また連絡する」 『うん。無理はしないでね。頑張って』 「あぁ。じゃあな」 『うん、またね』 またね。 そう笑って言えることの尊さを、私達はもう充分に知っていたのに。 **** ・・・・・なんだかとても懐かしい夢を見た気がする。 私は誰かと楽しそうに笑いあっている。 ・・・・・・誰と? 顔を見たいのに逆光のせいでよく見えない。 でもその人も凄く笑っているのだけはわかる。 ・・・・・誰・・・・? その顔を見せて欲しいのに・・・・・・ あなたは誰・・・・・・・・・・・・・? 「・・・・・・・あれ?」 目の前に見えた天井の模様がいつものそれと違う。 ・・・・・なんで? ここは何処? まさかまた記憶をなくして病院のベッドの上にいたりするんだろうか・・・・? ぼんやりと霞んだ頭で必死に記憶を辿っていくうちに、はたと、ある事実に思い当たる。 「あっ、ここって・・・・!」 ゆっくりと体を起こして部屋中を見渡してみる。 「・・・やっぱりそうだ。ここは道明寺さんのお邸・・・・」 昨日、この邸の人間が突然迎えに来たかと思えば嵐のように連れ去られたんだった。 花沢邸での涙涙のお別れの後にはここでもまた涙涙の大歓迎式が待っていて・・・・本当に「嵐のようだった」という言葉がふさわしい。あそこまで喜んでくれるなんて一体誰が予想できただろうか。 『二人は付き合っていた』 その事実がよりリアルなものとして突きつけられる。 「それにしてもやっぱり凄いお家だなぁ・・・・・」 状況を理解したところであらためて室内をぐるりを見渡してみる。 前回来たときにも思ったけれど、ここの豪邸っぷりは桁違いに凄い。類の邸もそれはそれは立派なものだけれど、それすら比にならないレベルになってしまうのだからもう何と言っていいのやら。 まるでお城のような造りに、自分が中世ヨーロッパのお姫様になったかのうような錯覚に陥ってしまいそうだ。今寝ている極上の寝心地のベッドだって、つくしがあと5、6人は寝られそうな余裕がある。 「なんでお金持ちって無駄に広いベッドを欲しがるんだろ。普通のサイズで充分なのに」 無駄に広すぎる部屋もベッドも、庶民であるつくしにとっては逆に居心地が悪い。しかも今は体の自由が効かない身。全てが手に届くような狭い部屋の方がありがたいくらいだ。 「失礼します、牧野様。お目覚めでしょうか?」 「えっ?あ、はいっ!」 控えめなノックの後に聞こえてきた声に慌てて返事をすると、しばらくして使用人の女性がニコニコと部屋へ入って来た。 「おはようございます、牧野様。ゆっくりお休みになられましたか?」 「あ、はい。おかげさまでぐっすりと」 「それはよかったです。これから朝食になりますがどちらでとられますか?もしお体が辛いようでしたら部屋にお持ちすることも可能ですが・・・」 「あ、いえいえ。ちゃんと移動します。リハビリにもなりますし」 「そうですか。それでしたらそちらまでご案内致します」 「あ、ありがとうございます」 つくしの言葉に女性はニコリと笑顔を見せた。 類のところでも思っていたが、食事をするのすら移動をしなければならないという感覚に未だに慣れない。これまでせいぜい数歩動けば全てのことができていた狭い空間で生活していた自分にとって、やることなすこと全てがまさに異次元のことばかり。類のところで約一ヶ月お世話になったというのに、やっぱり根っこの部分はどうやったって変わらないのだと痛感すると思わず苦笑いがこぼれた。 「やぁ、つくし。少しは休めたかい?」 「あ。タマさん、おはようございます」 移動したダイニングルームでは既にタマが待ち構えていた。 タマと呼ばれるこの女性。とても小柄な老婆ではあるが、見た目に反してとてつもないパワーが漲っている。昨日も邸に来るなり色々と案内役を買ってくれたが、どうやらこの邸で一番偉い立場のようだということがつくしにもわかってきた。 「さぁ、こっちだよ。お腹がすいてるだろう?好きなだけ食べな」 「ありがとうございます。・・・わぁっ、おいしそう!」 高級ホテルを思わせるような朝食に、つくしの目が一瞬でキラリと輝く。 「いただきます!」 手を合わせて一礼すると、つくしは目の前の料理を一口口に含んだ。 「ん~~~っ、おいしい~~~っ!!」 目尻をこれでもかと下げて舌鼓をうつその姿に、タマも満足そうに笑う。 「あんたみたいにおいしそうに食べてくれる人がいると料理人も報われるってもんだ」 タマの一言が何故だか妙に引っかかる。 「・・・・ここにはそういう人はいないんですか?」 「残念ながらいないねぇ。だからこそあんたが来るとここの人間は喜ぶのさ」 「・・・そのことなんですけど、私ってそんなにここに来てたんですか・・・?」 先輩と言っていた彼女。何をどうすれば先輩になるのか、その意味はまったくわからないが、少なくともそれなりに接点があったということなのだろう。だとするならば私と彼のことについても何か知っているのではないか。 「知りたいかい?」 「えっ?」 聞いたのはつくしの方なのに逆に質問返しをされてドキッとする。 見ればタマがじーーっとこちらを見据えている。その表情からは何を考えているのかは全くわからない。 「こ、ここに来たからには知りたいと思ってます・・・・」 「・・・・・そうかい。じゃあ追々教えてやるさね」 「・・・えっ?!」 お、追々?!おいおい、そりゃあないでしょう! ってシャレじゃなくて!! 「そう焦りなさんなね。時間はたっぷりあるんだ。焦って多くの情報を詰め込みすぎるよりも、まずはここで生活していく中で自分で色んな事を感じてみるんだよ。私の出番はそれからでも遅くないよ」 「タマさん・・・・」 結局何も教えてはもらえなかったけれど、ニッと笑ったその顔を見るだけで何故だかスーッと肩の力が抜けていくのがわかった。 「・・・・そうですね。タマさんの言う通りかもしれません」 「そうそう、年寄りの言うことは素直に聞いておくもんだよ」 「そういえばこの前会った時に私の先輩だって言ってましたけど、どうして先輩なんですか?」 「そりゃああんたの先輩だったからだよ」 「えぇ?!」 相変わらず全く意味がわからない。 ポカンとした顔で首を傾げるつくしに、タマは豪快に笑い声を上げる。 「あっははは!それもいずれわかるよ。とにかく私はあんたの先輩なんだ。タマさんでも先輩でも好きなように呼びな」 「・・・・はい」 わからないことだらけではあるけれど、この人は絶対に自分の味方に違いないという妙な確信が持てるのが不思議だ。これも心の奥底の記憶がそう思わせているのだろうか。 彼女の言う通り、全てを周囲から聞かされてしまっては、その固定観念に囚われてしまって真実が見抜けなくなってしまうのかもしれない。 「あ、今さらですけど道明寺さんは?」 「坊ちゃんならもう出かけたよ」 「そうなんですか。お忙しいんですね」 この前も一つ屋根の下にいるからといってそう会えるわけではないと言っていた。 近くにいるのになかなか会えないなんて、ある意味ドキドキする。 「そうだねぇ。しばらくは忙しい日が続くかもしれないねぇ。でも俄然やる気になってるだろうよ」 「え?」 「いいや、こっちの話だよ」 「・・・・・・・?」 「ほらほら、あれこれ考えてないで早く食べな。冷めちまうだろ」 「あっ、はい!・・・・・・・・ん~、やっぱりおいしいっ!」 幸せそうに顔を綻ばせるつくしにタマもうんうんと嬉しそうに頷いてみせる。 急展開に内心不安でいっぱいだったが、ここでの生活も案外楽しいものになるのかもしれない。 早くもつくしの気持ちは前向きになりつつあった。 それから数日、結局司と顔をあわせることはなかった。 邸に来てからまだ一度も言葉を交わせていない。どんな顔をして会えば?という気持ちもあったが、主でもある彼に一言くらい挨拶をしておきたいというのも本音だった。 今日こそはと思って早起きをしても、司はそれ以上早くに出かけてしまっている。夜にしても同じこと。 早朝にでかけて深夜に帰って来る。そんな毎日を繰り返していて、一体いつ休んでいるのだろうか。体を壊したりしないのかと心配でもあった。 「今日でもう5日かぁ・・・・同じ家に住んでいてもほんっとに会えないものなんだね」 ゴロンとベッドに横になって見た時計が示しているのは午前0時。 「毎日こんなんじゃいつか倒れちゃうよ・・・・」 今日こそはと思って頑張って起きていたが未だに帰って来る気配はない。 もう少し・・・・と思いつつも徐々に落ちてきた瞼にこれ以上逆らうことはできそうにない。 「いつ会えるのかな・・・・・・」 ポツリと呟いてからそう長くせずして小さな寝息が聞こえてきた。 **** 「お帰りなさいませ。今日も遅くまでお疲れ様でした」 深夜にもかかわらずタマは主の帰宅を深々と頭を下げて出迎える。 「あぁ。あいつは?」 「もう寝ましたよ。今日こそは坊ちゃんに会って挨拶がしたいって頑張って起きてたみたいですけどね」 「そうか」 「さすがに心配してましたよ。体を壊さないかって」 「今さらこれくらいのことでどうこうなるわけねーだろ。それよりもあいつこそ元気なのか?」 「元気も元気ですよ。松葉杖での生活にも随分慣れてきたみたいで。足のギプスが外れるのが待ち遠しくてしょうがないみたいですよ」 「・・・・ふっ、いかにもあいつらしいな」 深夜に帰宅して真っ先につくしの様子をタマから報告を受ける。 ここ数日司の日課となっていることだ。 そしてもう一つ。 音を立てないようにそっと扉を開けて中へと入っていく。 最初こそ慣れずに慎重を期していたが、今ではすっかり体が覚えていて進むべき方向へと導いてくれる。そうして辿り着いた場所でいつものようにゆっくりと手を伸ばした。 「ん・・・・・」 うっすらと見えるのは無邪気な顔で眠りに就くつくしの姿。 司はそんなつくしの頭にそっと触れるとその温もりを確かめていく。 たったそれだけのことで一日の疲れが信じられない程に癒されていく。 つくしがここに来て5日。 会えていないと思っているのはつくしだけで、まさかこうして毎日会いに来ているなんてこと夢にも思っていないだろう。そう考えると思わず口角が上がっていく。 離れていた時間を思えばこの忙しさなんて苦にもならない。手を伸ばせば触れられる距離にいる。 たとえつくしの記憶がないのだとしても、司の心に不思議と焦りはなかった。 必ず取り返せるという確固たる自信があるからこそなのか。 「おやすみ」 耳を澄ましてやっと聞こえる程の小さな声でそう囁くと、いつものように静かに部屋を後にした。 ![]() ![]() |
--わぁい♪(´∀`*)--
今日は更新ないのかなぁ...(´・ω・`)と思いつつ、 諦めずに何度も訪問した甲斐がありました。笑 「あなたの欠片」、いつも楽しみに読ませて頂いております♪ もちろん短編など他のお話も♪♪ 地震、大丈夫でしたか? みやとも様は中部地方にお住まいなんでしょうか。 昔、長野に住んでいた知人が、長野は地盤が固いから地震とかは平気と言っていましたが、今回のは結構激しかった様ですね。 丸々猫はずっと関西ですので、阪神大震災の後は結構余震に悩まされました。 近くにお住まいでしたら余震にはお気を付け下さいませ。 ではでは、どちらも更新楽しみにしてます。 そして丸々猫も更新頑張ります!(・◇・)ゝ
by: 丸々猫 * 2014/11/23 10:31 * URL [ 編集 ] | page top
--丸々猫様--
何度もご訪問いただいていたなんて・・・有難うございます!(゜´Д`゜)ウエーン 午前中に間に合わないときは今日は諦めようと思ってました(笑) よくよく考えたら(いや、考えなくてもそうなんですけど) 猫師匠のところのつくしちゃんも記憶がない!! オーマイガー!なーんも考えずにこの話をスタートさせてしまったと反省してます。 昔から一度やってみたかった妄想をそのまま出してしまいました(~_~;) 何でしょう、きっと原作好きの人にとって 一度は坊ちゃんを懲らしめたい深層心理があるんでしょうか(笑) そして地震はね~。震源地の隣の県住まいです。 ここ10年で何度も大地震が起こってると言えばもうおわかりでしょうか。 呑気に話を考えながら嵐の着ぐるみ運動会を見ていたらいきなりの緊急地震速報。 もうあの音心臓に悪い!!かなりのトラウマになってます。 雪国の災害って大変なんですよね。 雪が降ったら復旧作業は完全にストップ。 しかも雪の重みでますます被害が進みますからねぇ・・・ 白馬って雪が多いところですよね? これから大変だろうと思います。 この冬は長野の観光業に大打撃がありそうですね・・・まさに泣きっ面に蜂。 こんなに地震が多いところだったなんて。 雪国の生活に慣れるだけでもいっぱいいっぱいなのに。 こんなところに嫁に来とうなかった!!!ヽ(`Д´)ノ コンナンキイテネェヨ! 猫師匠のお話もとっても気になるところでストップ。 いや~ん、なんて焦らしプレイ。 こちらこそ楽しみに日参させていただきます(*´∀`*) --管理人のみ閲覧できます--
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坊ちゃん、健気に頑張っております。 さぁ、二人はいつ光の下で顔を合わせるのでしょうか?! それは神のみぞ知る・・・(嘘つけ!) --きな※※ち様--
なんだかね、暴君が毎夜健気にこんなことしてると思うとね、 ちょっとホロリとしちゃいますよね。 まぁ、される側からしたら不法侵入極まりないんですけど( ̄∇ ̄) はい、私の住まいはお察しの通りでございます。 お酒が苦手なので全然その恩恵に預かれないんですけどね(笑) おぉ、きな※※ち様はその地域にお住まいでしたか! 今年は(も?)本当に色々ありましたよね~。 そちらでのあの大きな災害も、世間的には風化しつつあるほどで・・・ 次から次に新たな災害が来て恐ろしいですね。 子どもが大きくなった頃には日本はどうなってるんだろう・・・ と考えると本気で不安になったりします。 日本で比較的災害の少ない地域ってどこなんでしょうね? コメントは重複していたので一つ消しておきました^^ 「えぇ、これで?!」って内容で弾かれますよね~。 本文ではOKなのにコメントだけ弾かれるのもよくわかりません(^◇^;) 私もねぇ、棒本部へのコメントで弾かれること数回・・・ 訂正に訂正を重ねて、もはやどこが問題なのかもわからなくなったことも多々(笑) ほんと、感覚が完全に麻痺しちゃってるので何がNGなのかがまずわからない! いや~、マイッタネコリャ! テレビ的に言うとピー音が入りまくるのかしら?(笑) --ブラ※※様--
お~、草津に行ってたんですか! 実はまだ行ったことなくて一度行ってみたいんですよね~。 (師匠は普段どの辺りに生息されていらっしゃるので?) 緊急地震速報(及びアラーム)の音ってほんと心臓に来ますよね。 昨日は民放を見てる最中だったので最初ピンとこなくて。 緊急地震速報と言えばNHKのあの不気味な音の印象が強かったので、 すぐにチャンネルを変えてみたらやっぱり気のせいじゃない! 胸がざわざわし始めた頃に揺れが大きくなりましたね~。 なんか船に乗ってるみたいな揺れで気持ち悪くなりました。 3.11に似てたのでしばらくドキドキが止まらず。 もういい加減勘弁して欲しいですね。 大地震って数十年に一度とかの割合でしか起こらないはずじゃなかったの?! 一体どうなっちまってんだい?!ヽ(o`Д´o )ノ ふふふ・・・うふふふ・・・・うへへへへへへへっ! ぼぼ、もう、すぐそこまでやって来てますよ~!(★ ̄∀ ̄★) --管理人のみ閲覧できます--
このコメントは管理人のみ閲覧できます --向※※様--
うちは大丈夫でした! でもやっぱり焦りますよね~。 永遠に慣れることはないです(~_~;) ところで向※※様こそ大丈夫ですか? せっかくの連休なのに残念でしたね・・・ このところ温度差が激しい日が続いているので、どうがお体ご自愛くださいね。 そしてそして坊ちゃん、健気に頑張っております。 彼もNYにいる間に随分大人になりました。 が大人しいままの彼では面白くない! いつかどこかで坊ちゃんパワー炸裂となるやもしれません( ̄ー ̄) 我ながら色んなタイプの話を書いてるなぁと思います。 もう頭の中がぐっちゃぐちゃで^^; おいおい辻褄が合わないんじゃない?ってことが多々出てくると思いますが、 そこは皆さん大人の対応で何とぞ穏便によろしくお願い致しますm(__)mコノトオリデスジャ 最近ありとあらゆる場所で西田さん大活躍! え~、私がですか?! 西田って何気に一番難しい題材かも・・・・ ここは是非に向※※師匠に・・・・! 和装の西田。 ゴクリッ・・・ |
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